

2つの展覧会と、
50の蔵開き、100のうまみ体験。
うまみの首都、東海の発酵に
どっぷり浸かる2カ月間!
東海地方は、日本の食文化を支える発酵東海ならではの発酵文化を体験する“うまみの聖地巡調味料の一大生産地として知られています。発酵食品は、その土地から離れずに、土地ならではの自然や文化的背景の中で守られ、育まれていくものです。多様な“うまみ”が集結し、それが今も各地で大切に続いている東海三県ならではの発酵文化と土地の魅力を、さまざまなプログラムを通じて国内外に発信します。
詳しくは、下記↓参照
岐阜エリア
伝統食文化が根強く残る岐阜。東海三県のなかでもとりわけユニークな食材が揃います。会場の周辺には飲食店も多く、マルシェを楽しんだ後はバーホッピングや醸造現場の見学も可能。名古屋からのアクセスも良いので、ぜひお気軽に参加してみてください。
日本全国47都道府県のまだ見ぬ発酵食文化に出会える展覧会。東海三県が「うまみの首都」たりえる理由も、分かるはず!
東海をはじめ全国の発酵食品をお持ち帰りできる『発酵デパートメント東海』が期間限定オープン!発酵ツーリズム東海オリジナルグッズも販売します。

愛知エリア
東海の醸造文化を象徴する半田エリアは、江戸時代の蔵の景観を残す運河を散策することができます。周辺に集まる数多くの調味料・酒蔵の商品のお買い物を楽しめる他、ミツカンミュージアムでの展示や街歩きプログラムもセットでお楽しみください。
なれずし、押ずし、箱ずし、早すし、そして江戸前ずし。日本人の食の歴史はすしの進化の歴史ともいえます。東海は今も、すしの千年を展望し、味わえる場所。すしの聖地半田で、時を遡る体験型展示を行います。
三重エリア
素材を活かした食材が多く揃う三重。東海三県のなかでは酒も料理も比較的味が穏やかなのも特長。また会場のVISONではオシャレにアレンジされた発酵食品もいっぱい。マルシェを楽しみながら敷地にある蔵巡りも楽しめます。
東海地方の発酵グルメを楽しむマルシェ!
たまり醤油や味噌の味比べ、蔵人との交流や
発酵デザイナー小倉ヒラクさんのトークショーなど見どころ満載です!
公式ガイドブックを発行
これまでまとめて記録されることの少なかった東海の発酵文化を、ガイドブックにまとめます。体験や展示と組み合わせた旅のプランを立てるヒントがいっぱい。
このイベントを通じて、東海地方に息づく多彩な発酵文化を五感で堪能し、その魅力を再発見していただけます。
開催概要
イベント正式名称:発酵ツーリズム東海2025
会期:2025年5月17日(土)〜7月13日(日)
共催:岐阜市、半田市、東海旅客鉄道株式会社、名古屋鉄道株式会社、中部国際空港株式会社
後援:VISON
協賛:公益財団法人十六地域振興財団
主催:発酵ツーリズム東海実行委員会
岐阜会場:みんなの森 ぎふメディアコスモス(岐阜県岐阜市)
愛知会場:MIZKAN MUSEUM(愛知県半田市)
三重会場:VISON(三重県多気郡多気町)
プログラム体験会場
東海3県各地の発酵食品・酒類の醸造蔵、飲食店 ほか

発酵ツーリズム東海実行委員会
キュレーター:小倉ヒラク(発酵デザインラボ)
実行委員長:蒲勇介(NPO法人ORGAN)
事務局長:榊原宏(半田市観光協会)
本件に関するお問い合わせ先
発酵ツーリズム東海実行委員会事務局(NPO法人半田市観光協会 内)
担当 榊原 宏
Tel 0569-32-3264
Email information@tokaihakko.net
取材・素材等に関するお問い合わせ先
発酵ツーリズム東海実行委員会事務局
広報担当 後藤麻衣子
Email information@tokaihakko.net
「発酵ツーリズム東海」開催に寄せて
(キュレーター小倉ヒラクより)
「発酵ツーリズム」とは、「発酵」という視点から日本文化の価値を再発見するプロジェクトです。
日本各地に根付く発酵食品は、その土地の気候風土・歴史・暮らしの文化を宿した「記憶の方舟」としての価値を持っています。そんな発酵食の生まれる場所を巡ることで、これまでとは全く違う魅力を持つ観光のあり方、旅のルートを生み出します。
発酵ツーリズムでは、ものづくりの現場、田んぼや港、小さな島々の景色がそのまま旅のデスティネーションとしての価値を持ちます。新たな建物をつくるのではなく、すでに存在している「暮らしの営みの場」に触れ、五感でその土地の文化を深く理解していくのです。
地元側が受け入れるのは、お金を使ってくれれば誰でも「ではなく」、ものづくりへのリスペクトの意識を持つ旅人にまず地域の庭を開いていく。内の人と外の人が同じ目線で、美味しいお味噌が生まれるように、その土地に根ざした産業と共同体の未来を醸していくのが発酵ツーリズムの目指すあり方です。

プロフィール
キュレーター 小倉 ヒラク
1983年、東京都生まれ。発酵デザイナー。早稲田大学文学部で文化人類学を学び、在学中にフランスへ留学。東京農業大学で研究生として発酵学を学んだ後、山梨県甲州市に発酵ラボをつくる。「見えない発酵菌の働きを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちと発酵・微生物をテーマにしたプロジェクトを展開。絵本&アニメ『てまえみそのうた』で、「グッドデザイン賞2014」受賞。2020年、発酵食品専門店「発酵デパートメント」を東京・下北沢にオープン。2024年に「発酵文化芸術祭 金沢」展のキュレーターを務める。著書に『発酵文化人類学』『日本発酵紀行』など。
【参考】発酵ツーリズム東海プレ企画 インバウンドツアー
2023年10月に実施した発酵ツーリズム東海プレ企画であるインバウンドツアー「fermentation tourism tokai」の様子の動画です。世界8ヶ国から、トップシェフやジャーナリスト20名が参加、東海各地の蔵元などを巡りました。